Velop WRT Pro 7はNTTフレッツ光をはじめ、主要なインターネットプロバイダの接続方式に対応可能です。
インターネット設定かんたん確認チャート
下記の初回設定かんたん確認チャートを参照して必要な設定作業に進んでください。Velop WRT Pro 7は工場出荷時に初期設定済みのため、多くのインターネットプロバイダで追加の設定不要ですぐに使えます。NTT IPoE回線の場合は別途オートIPoEスクリプトの導入が必要です。ひかり電話の契約がありホームゲートウェイが既に設置されている場合はルーター本体のIPアドレスの変更だけで利用可能です。
NTTフレッツのひかり電話契約なしの場合
NTT IPoE 回線(IPv4 over IPv6サービス)の専用モジュール「オートIPoE」をダウンロードしてお使いください。 各VNEのIPoEサービスへの正式対応は順次お知らせしていきます。現在ベータ版として提供中ですのでご留意ください。
NTTフレッツ網のIPv4 over IPv6通信 (map-e / ds-lite) VNE一覧
- v6プラス (map-e)
- OCNバーチャルコネクト (map-e)
- BIGLOBE IPv6オプション (map-e)
- transix (ds-lite)
- クロスパス (ds-lite)
- v6コネクト (ds-lite)
DHCPv6-PD /56プレフィックス回線、RA /64プレフィックス回線どちらも動作可能です。NTT HGWが手前にある環境でも一部動作可能です。
IPoE設定手順
① Velop WRT Pro 7 「オートIPoE」モジュールをダウンロードして予め保存しておきます。
② WEBブラウザでLuci管理画面にログインします (初期値192.168.1.1)
③ System > Softwareメニューを選びます
④ まず最初にUpdate lists…をクリックしてパッケージリストを更新します
⑤ 正しく更新できれば、以下のようにダウンロードした詳細が表示されるのでDismissをクリックして閉じてください
Errorと表示されてる場合は、③のリスト更新を再度おこなってください。インターネットの設定がまだの状態ですが、NTT IPoE回線接続のIPv6通信は設定不要なためすでに繋がっています。もしダウンロードが全くできない場合、ケーブルが正しく接続できていない、もしくはIPoE回線契約・配信がまだの場合が考えられます。
⑥ 次にUpload Packageをクリックします
⑦ Browse…からvelop-auto-ipoe_1.x_all.ipkを選び、Uploadをクリックします
⑧ 確認画面が表示されるので、Installをクリックして進みます
⑨ Velop WRT Pro 7 IPoE接続設定スクリプトと、関連するopkgファイルのインストールを実行します
⑩ "installed in root is up to date." と表示されればDismissをクリックして完了です
⑪ Services > IPoE Assistantを選びます。※インストール直後でメニューが表示されない場合は、ブラウザでページ全体をリロードしてください
⑫ 「オートIPoEを実行」をクリックすると、プログラムが回線を自動判定してインターネット接続を数分後に確立します
⑬ 作業が終わると「サービス開始」のダイアログが出てセットアップ完了です。※通信安定するまで目安として5分程度かかります
セットアップ作業お疲れ様でした。そのままでも数分後から使えるようになりますが、念のためルーターの再起動を推奨します。 作業自体はファイルのダウンロードが絡むためWindows/Mac/Linux PCを推奨します。ただアプリ不要でブラウザのみでセットアップを行う設計のため、iPhoneなどのスマホからでも実施可能です。
⑬ 作業が終わると「サービス開始」のダイアログが出てセットアップ完了です。※通信安定するまで目安として5分程度かかります
NTTフレッツのひかり電話契約ありの場合
NTTフレッツのひかり電話契約があり、ホームゲートウェイが設置されている場合は、上記のIPoE接続設定スクリプトの導入は必要ありません。Velop WRT Pro 7はIPアドレスを初期値192.168.1.1から、192.168.10.1等、ひかり電話HGWと重ならないIPアドレスにしてご使用ください。その他は工場出荷時の設定のままで動きます。
ひかり電話契約がありホームゲートウェイ(以下HGW)が設置されている場合はIPoE接続はすでに設置されているHGWが分担します。そのため、Velop WRT Pro 7のWANは工場出荷時設定のDHCP自動で構いません。ただしIPアドレスが重複する場合は変更してください。WiFiのSSID・パスワードといった初期設定済みの内容はそのままお使いいただけます。
その他のインターネットサービスプロバイダの場合
多くの場合、DHCP自動で動きますので、Velop WRT Pro 7は工場出荷時の初期設定(IPv4、IPv6ともにDHCP自動)でインターネット接続が可能です。
追加作業は基本的に不要です。auひかり、eo光、nuro光、softbank光、J:COM、iTSCOMなどの通信キャリア、電力系、ケーブルテレビ系プロバイダの多くはモデムまたはホームゲートウェイが貸与されています。Velop WRT Pro 7は初期設定済みですので、それらの機器に接続して通電するだけでインターネットがつながります。本体底面にあるSSIDとパスワードを入力いただくことでWiFiもすぐにご利用いただけます。
※手前のホームゲートウェイと192.168.1.1の固定IPアドレスが重複する場合のみ、Velop WRT Pro 7を接続する前にルーター側のIPアドレス変更が必要です。
PPPoE接続や固定IP方式など上記に属さない接続方式の場合
PPPoE (従来のIDとパスワードを入力する方式)、固定IPやIPIP方式等も設定可能です。OpenWrtベースOSの柔軟なWAN接続方式を生かしてIPv6をIPoE接続にしつつIPv4はPPPoE接続で合わせて利用するといったほかの一般的なルーターでは難しい混在接続方式も可能です。
NTTフレッツ系で、プロバイダからPPPoE接続用のIDとパスワードが付与されている場合、IPv4のPPPoE接続とIPv6のIPoE接続を同時に利用可能です。YouTubeなどは自動的にIPv6 IPoEでつながり、IPv4しか対応していないサイトはIPv4 PPPoEでつながります。
PPPoE接続の設定手順
① WEBブラウザでLuci管理画面に入ります、初期値は192.168.1.1です
② 上部のメニューからNetwork > Interfacesに進みます
③ WANインターフェースのEditボタンを押してください
④ Protocolのプルダウンメニューから、PPPoEを選んでSaveを押してください
⑤ プロトコルを変更するかどうかの確認がでたら、Switch protocolを押してください
⑥ PPPoE接続のusernameとpasswordをそれぞれプロバイダからもらった書類をもとに入力してください、最後にSaveして戻ります
⑦ WANの表示に"pending changes"と表示されます、これは設定変更された内容が反映待ちになっているとのお知らせです、"pending changes"をクリックします
⑧ Save & Applyをクリックすると設定が反映され、インターフェース周りのサービスが再起動します
固定IP方式(ipip6)の場合
オートIPoEモジュールが朝日ネットの固定ipサービスに対応しました。現在動作検証中です。 その他VNEの固定ipサービスについてはお客様にて手動設定が必要です。
ブリッジモード・ワイヤレスアクセスポイントの設定手順
手前にホームゲートウェイや親ルーターがある状況でも基本的に特に問題なくお使いいただけますが、 ビジネス用途やどうしてもアクセスポイント・ブリッジモードに変更したい場合は、下記記事を参照してください。
Luci Web管理画面からワイヤレスアクセスポイント・ブリッジモードを設定する方法
GUIを用いて設定変更すると意外に手順が多いため、最小限の入力項目だけで一括設定できるためのスクリプトを用意しました。ご活用ください。
参考:メニュー画面
オートIPoEモジュール更新履歴
- 2025/5/7 ver 1.4 - クロスパス(dslite)対応、その他エラーハンドリング実装、ほか
- 2025/6/26 ver1.5 - 朝日ネット(dslite)v6mig対応、transix対応、ほか
- 2025/7/11 ver1.52 - 朝日ネット(ipip)v6mig対応、ipipルーチン実装、ほか