Velop WRT Pro 7はOpenWrtベースのQSDKを搭載したWiFi 7ルーターです。ds-liteやmap-eといったNTTフレッツ網で利用されているIPoE IPv4 over IPv6接続にも対応可能です。クロスパス、transix、v6コネクトはds-liteによる接続でIPv4パケットをIPv6専用のNTT NGN網に通すことができます。ここではクロスパス(ds-lite)の手動設定方法を説明します。
クロスパス(dS-lite)設定手順
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Luci WEB管理画面に入り、System → Softwareを選択します

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Update Listsをクリックして、パッケージの更新を行います

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Filterにds-liteを入力して、ds-liteモジュールをInstallします

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Network → Interfaceの画面で左下の「Add new interface」を選び新規インターフェース作成をします

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Dual-Stack Lite (RFC6333)プロトコルを選び、適切な名称を決めて「Create interface」をクリックします

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AFTRの値をクロスパス、transix、v6コネクトそれぞれ適切な値を入力します

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Advanced Settingsでは、Tunnel Linkをwan6、MTUを1460に変更します

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Firewall Settingsでは、wanのzoneに追加します(ここを忘れると通信が遮断されます)

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設定反映後、IPv4サイトを閲覧した後に、通信量が増えていれば成功です

IPv6側の設定については、別途LANのIPv6 settingsから選ぶ必要があります。ひかり電話の有無・フレッツ光1ギガ回線もしくは10ギガクロス回線で細かく仕様が異なります。設定が難しい場合は「Auto IPoE」自動設定モジュールを利用してください。(RA/DHCPv6-PDどちらも自動判別して設定可能)

